地下鉄エトセトラ 第1集

地下鉄に乗り合わせた人たちの様々な人間模様が描かれた短編集 第1集

人々の切なくもあたたかいエピソードや 心の奥底を描いた奇妙な話など、 地下鉄にまつわる21の短編をまとめた文庫の第一弾。 その人間模様は読む人を時にほろっと 時にゾクッとさせる。

著者:河 美子

サイズ:文庫判 150ページ

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Webサイト『小説家になろう』で投稿連載中のショートストーリーを文庫化。
地下鉄といえば、都会の乗り物という印象がありますが、
高知が故郷の人がいたり、よさこいの話もあったり、著者の高知おもいがチラチラと見える楽しい短編集。

 

今日は東西メトロ。九段坂から乗ってきた人と列車の四両目で待ち合わせ。
専業主婦の女は、出会い系サイトを通じて若い男たちと逢瀬を重ね、
それに感付いた夫は探偵を雇い、妻の動向を調査する。
―――「家内は浮気しているんじゃないのか」
「違いますね。詳しく調べてみましたが、ただ散歩しているだけです」
(『地下鉄の窓に映ったのはだあれ?』より)


地下鉄に乗ってスリを繰り返す男、三郎。
狙いを定め、田舎から出てきたであろう女の二人連れの財布を失敬する。
お札を抜き出した男は、財布に残る古い写真をふと手にとった。
写真の裏には「長女頼子、長男三郎」とある。
母親の顔を知らずに育った三郎が取った行動は―――
(『一枚の写真』より)

 

 

Contents

酔っ払いボクサー           
満員電車のランドセル
パインキャンディ
ペリカンなの?
ニュースソース
メロディは風に乗って
羽田へ連れていって
憧れの人
予期せぬ贈り物
表参道へ行こう!
あなたならどうする?
地下鉄の窓に映ったのはだあれ?
ホームに響くのは
シャンソンの夜
顔を上げたら
自転車は走るものです!
雨の日の出来事
明日天気になあれ!
一枚の写真
今日は花を飾りましょう
カラスは悪い奴