日本犬保存協会によると、四国犬は確実に数を減らしている。
1999年登録数は1000頭を超えていたが、22年後の2021年には264頭に。
4分の1に減ってしまい、絶滅危惧種扱いだ。
(ジャパンケンネルクラブの犬種別犬籍登録頭数では41頭とある)
この事態、四国犬をあえて本川犬と呼び飼い始めた本川ファンとして放置できない。
激減の理由としては、狩りが減ってきていることが大きいと思う。
狩猟がなくなってくれば、「猟師」がいなくなり「猟犬」もいらなくなる。
狩りを目的として飼われてきた本川犬は大ピンチ!というわけだ。
狩りに強いという個性は山野では長所だったが、都市に出れば短所に変わる。
6種類の「日本犬」の中で一番多いのが柴犬で、26,541頭(2021年)。
柴犬が好まれる理由は、かわいい、飼いやすい、ではないだろうか。
四国犬は反対で、怖い、飼いにくい、のだろう。
この「カベ」は、破ることができるのか? どう破るのか?
それには「人との距離」を縮めていく以外にない気がする。
言い換えれば、人に怖がられない、友好的である(見た目も実際も)こと。
都市に出た四国犬は、飼い方がよくわからない、という飼う側の悩みにも直面している。
人に近しい犬になる、飼い方を伝える――この点でいい事例を残したい。
これは、あづきと共に挑む大きな目標だ。
そして経験をお返しして、日本犬愛好家、四国犬愛好家を増やしていきたい!
本川犬がまちで人と一緒に暮らし、生きていく … そんな日が来たらいいな~。
頼むよ、あづき!
ちょっと野性っぽい? やっぱり自然がよく似合う。
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